2018年3月16日金曜日

気持ちの疎通

こんにちは!今日は午前中桐生市に行って参りましたら、小学校の桜がちらほら咲き始めておりました🌸昨日、高知県での桜の開花宣言が日本一早くなされましたが、標本木での判断ですからね。東京の開花宣言はまだ。私が見たのは気の早い桜の木だったのでしょう😃

我が家のみかんは、生徒さんに「おばあちゃんが作っているみかんです。」と分けていただいたのを機に、購入させてもらっています。お話を聞くと息子さんなり、家族の人と一緒に作っていると思いきや、お爺様が亡くなってからは御年80超えのお祖母様がたった一人で作っているとのこと。大事な伴侶のお爺様が亡くなってからの気持ちの落ち方は、家族が「もうダメか・・」と諦めるほどだったそう。それをもう一度気持ちを盛り立てて、みかん栽培を再開しだした苦労話を聞いたら、胸が熱くなり、お手紙を書きたくなりました。
『とてもお味が良く⭕️今まで食べたみかんで1番美味しい!お婆様がたった一人で作っている事にとても驚いたこと、感動したこと。これからもずっと健康でお元気にみかん作りを頑張ってください』という内容を綴りました。

お返事をいただきました。
「おばあちゃんからのお返事です」お手紙書くのは苦手だから・・と代わりにこれを私に渡してくれました。お婆様からのお返事は言葉ではなかったけれども、「あぁ💓私の気持ちは確かに届いたし、受け取ってもらえたんだな」と感激しました!

左の顔が私で、右がお婆様みたい💮

気持ちの伝える方法って言葉だけではないですよね。言葉が一番ストレートに伝わりやすいですけど、また言葉も難しい・・・。ある言葉を聞いて、必ずしも同じ経験や感覚を共有できるとは限らないし、人によって取り方を違えちゃうこともある。だから私も、レッスンするときには気を付けます。例えば、「弓を持つ」というと掴んでしまいそう。だから「弓を弦の上に置いて、弓を倒さない程度に触る」「弦を押さえて」という表現もしたくない。精一杯、ネックを掴んでしまいそう。「指を弦の上に柔らかくおく」と言ったり、言葉のもっといい表現を仕入れるために、本をよく読みます。

外れました。音楽は受け手がもっと自由に解釈することでいいと思う。でも、【ただ音が鳴るだけ、楽譜をそのまま弾きました。】そこ止まりの演奏は音楽と言えるだろうか・・・。
受け手に向けて、こちらの届けたいメッセージがあり、そんな意思疎通が出来てこそ音楽と言えるのではないかと思う。それは、技術があるかないかではない。
そういう演奏を、心がけていきたいと思います。


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